前書きの話をしようじゃないか(

昨日、本屋でふと思い立って始めた事ですが。
入門書や専門書籍の前書きを読み比べる、というのが密かなマイブームになりそうです(笑)
まぁ、私は入門書をアレコレ手にとってパラパラめくっては、『どの本が一番タメになるか』なんて悩んでいたクチなので、同じような方にはぜひオススメしたいです。
スマートフォンアプリ・電子書籍クラウドコンピューティング…新しい技術がクローズアップされる度に、本屋の棚には専門書籍やら入門書が所狭しと並び、会社帰りのサラリーマンやら学生やらにモミクチャにされています。
まさにその電子書籍の台頭によって出版業界に激震が起こりつつあるので、出版社やら本屋さんも存続をかけて必死になっているのでしょう。確かにこの手の情報はナマモノだと思うので、どうしてもスピード重視になってしまうでしょう。
そしてそういった本を手に取る側もまた、『どんなモノなのだろう』という漠然とした興味から『新しい技術を身につけたい』という明確な目的まで、人によって意思は様々です。
大事なトコだけ知りたい、という人はどうしても本文をパラパラとめくって、自分が納得できるように分かりやすく書かれた『核』のような部分を探してしまいがちです。
するとどの本も、似たような題材を似たような言い回しで書いてあり、結局どの本が分かりやすいのかという混乱が生じます。ひっきりなしに本を取っ替え引っ替えパラパラめくって、あまり要領を得ないままゲンナリ…なんて事にもなりかねません。
まぁそういった人をターゲットにして『世界一分かりやすい』『猿にもわかる』という類のタイトルも見受けられますが、むしろこの手の本は一歩間違うと『こんな本を読んでも分からなかったら自分はバカだと証明するようなものだ』といった恐怖感を与え、手に取られる事すらなくなる危険性を秘めています。
そうなると、専門分野への苦手意識が芽生え、その分野で新しい本が出る度に恐る恐る手にとっては『また同じような事しか書いてない…』と落胆してさらに苦手になっていくという、負のスパイラルが生じてしまいます。
何やら本題に入る前に脱線してしまったようで、ちょっと時間がなくなってきたので今日はこの辺で…